Cuarentena=隔離期間でも営業しているスペインのスーパーマーケットの様子

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この記事では、2020年3月~警戒事態による外出制限前後のスペインのスーパーマーケットの様子をお伝えします。

外出制限生活は飽きる。”暇”ではなく、”飽きる”!

常に同じ場所で生活をするので、景色がほぼ変わりません。

警戒事態体制の中、長い長いcuarentena

“cuarentena”とは:40日間、40代など、40に関するひとまとまりのものに使うの単語。その他に検疫、検疫期間、孤立、隔離の意味がある。検疫停泊が40日間あったからこういう意味になったそう。

今回のような場合は「隔離」「隔離期間」という意味。コロナウイルスが流行してからよく聞く単語です。

普段から家で仕事をしている人、引きこもり大好きな人なら、そこまで苦痛ではないかもしれません。

しかし外で仕事をしている人、お出かけ大好きな人は、生活がガラッと変わるのでストレスがたまると思います。

基本的に外出は禁止されていますが、外出する貴重な機会が、食料調達。食べ物を買うために外に出ることは可能です。

今はこれがある意味楽しみとなっています。日常の一部だったスーパーマーケットに行くことがエンタメになるとは…。

目次

3月9日(月)La PLAZA de DIA 10時頃

スペインに数多くあるスーパーマーケット、DIAを広くしたバージョンであるLa PLAZA de DIAに行きました。

外出制限が始まる前のことです。まだ本格的な買い溜めや品切れは始まっていないと思われます。

もちろんコロナウイルスへの注意・警戒はされているものの、スペイン国民はまだ日常生活を送っている人が多い段階でした。

トイレットペーパーはまだありますが、少ないかなという気がします。行動が早い人はもう買っていたのでしょうか。

その他の商品は普段の品揃えと変わらない様子でした。

3月11日(水)MERCADONA 12時頃

おそらく本格的な買い溜めが始まったのは前日の10日からだと思います。

この日はマドリード中心街に近めのメルカドーナに。

MERCADONAはバレンシア生まれの人気スーパーマーケットです。

冷凍食品棚がガラガラです。保存が可能なのですぐに無くなるのでしょう。

パスタも無くなっています。本当はパスタ、マカロニ、フィデオが並ぶ場所なのですが、パスタとマカロニは全滅。フィデオが大量に残っていました。

フィデオとは:極細のパスタ。パエリアの米の代わりにフィデオを使うと、フィデウアという料理になります。

紙類はキッチンペーパーとティッシュが少し残っていたくらい。

トイレットペーパーは跡形もなく消え去りました。

清涼飲料水は豊富にありました。もちろん何でもかんでも無くなっているわけではありません。

日本で少し前に起こったことが、スペインでもついに来たか。そんな感じでした。

3月13日(金)Lidl 9時頃

警戒事態体宣言の前日です。

Lidl(リ-デル)はドイツ系のスーパーマーケットで、安さがウリ。

米が全くありません。

パスタもありません。

そしてここでも相変わらずフィデオは残っています。

パスタを買いたかったのですが無かったので、写真右下にある全粒粉スパゲッティを買ってみました。

栄養価は高いのでしょうが、あまり美味しくなかったです。なんか蕎麦みたいにボソボソして、普通のパスタを食べたくなりました。

トイレットペーパーはありました。しかしこれもすぐに無くなったことでしょう。

3月19日(木)MERCADONA 9時頃

6日振りの買い物です。このメルカドーナは11日と異なる店舗です。

相変わらず紙類はありません。

でも米がある!

パスタもある!

ケチャップやマヨネーズも品薄。なぜか醤油は売り切れ。

ポテチは壊滅的にない。

ビールは人気に差がある感じ。入荷のタイミングの問題でしょうか。

ハムはいっぱいあるのですが、よく見ると大量の1種類のハムが売り場を占領していました。

牛乳はあります。関係ない商品を置くアホは来なくていいです。

なぜかアイスクリーム類が全然ありません。

ハンドソープが1種類だけ大量に並んでいます。普段はここに消毒ジェルなどもあるのですが、この日はありませんでした。

ちなみにスペインには詰め替えの概念があまり無いので、このようにボトルばかりが並びます。

相変わらずトイレットペーパーはなかったものの、品不足が解消されているものもありました。

この時無かったものも、時間帯によっては棚いっぱいに入荷されているかもしれないので、そこはタイミングとしか言えないと思います。

3月31日(火)MERCADONA 9時頃

13日振りに外出しました。

MERCADONAに行く回数が多いのは、単純に近いのと、商品の種類が多いので好きなスーパーだからです。

入口に張り紙がありました。まずは必ず手袋をしなければなりません。

もちろん警備員がいて見張り、呼びかけをしています。

普段バラ売りしているパンは、このように箱や袋に入れて販売。もちろんトングなどはありません。

消毒ジェルを発見!これもすぐになくなるでしょう。

ちなみに容器の形が以前と変わっています。

トイレットペーパーもありますね。

パスタ類も十分にある。

不要不急の買い物、ビールも大量にある。

警戒事態中のスペインではビールを1本だけ買いに行き、帰りに警察に見つかろうものなら「不要不急の外出」と見なされて罰金食らいます。厳しい!

ポテチは慢性的に不足している気がします。

レジ前に床にはテープで線が引かれています。1m以上間隔を空けて並ぶための印です。

この2人は必要以上に距離を取っていますが、悪いことではないです。

前の人が買った商品を詰め終わるまで、商品をコンベアに置いて待ちます。

レジスタッフの前には板が設置されています。お互いの飛沫感染を防ぐためです。基本的に客がこの板の前に立つことはありません。

ここを通る前にコンベアに商品を乗せ、店員が全部スキャンをし終わったら先にある商品を詰めるスペースに移動。支払いもそこで行います。

現金での手渡し作業を減らすため、支払いはカード払い推奨です。

4月2日(木)ALDI 14時頃

このALDI(アルディ)もLidlと同じくドイツ系のスーパーマーケットです。

写真は撮り忘れたのでありません。ここでトイレットペーパーを買いました。

米とパスタは無く、マカロニとポテトチップスが大量にありました。その他は普段のALDIといった感じ。

4月11日(土)MERCADONA 10時頃

メルカドーナは祝日と日曜日がお休みです。

この日は祝日と休日の間の土曜日だったこともあり、入口に列ができていました。

メルカドーナに限らず、スーパーマーケットで売り場に入る人数は制限されています

前の人から1m以上の距離を取りながら列に並び、入店を待ちます。

トイレットペーパーはもう不足しないのではないかと感じさせる量があります。

消毒ジェルはまた無くなっていました。

最後に

LiDLで買い物したらなぜかレジでチョコレートをくれました。

スペインでは3月10日~14日頃が買いだめのピークだったように思います。外出制限になる前です。

買い溜めをしなくても商品が入荷することが分かったら、さすがに無用な買い物をする人は少なくなったと思います。

商品は物流が機能し、お店が営業し、無駄な買いだめをする人がいなければ、買い物は普通にできます。

そのために、スーパーマーケットや薬局のスタッフは感染予防をしながら営業してくれています。感謝しかありません。

だから買い占めはやめましょう。店員にいつもの120倍優しく接しましょう。

お読みいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

2019~2020年、スペインにワーキングホリデービザを使って滞在していましたが色々あって早めに帰国。
スペインの音楽(ロック・インディ・オルタナ)が好きなので、日本語で情報発信しようと思います。

おいしいラーメンを食べたい。

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