スペインのレモンビールを20種類以上まとめて紹介!日本で買えるのはここ!

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お酒が得意でない人でもあっさり飲めてしまう。そして美味しい、酔いにくい。

それがレモンビール

ビールをレモネードやレモンスカッシュ、カセラ(Casera。スペインのレモン風味トニックウォーター)などで割った、ビールをベースにしたドリンクです。

スペインでレモンビールは結構ポピュラーな飲み物。バルでも注文すれば普通に飲めます。

そして大抵のスーパーマーケットでもビールコーナーに行けば売られています。

外国に行ったらその国のビールを飲んでみたいけど、あまり飲めないからやめておこう…

という人でも、レモンビールはおすすめです!無理には勧めませんが、同じくお酒に弱い私でもおいしく飲めています。

これは普段お酒を飲まない人が、スペインで売っているレモンビールお酒に弱い人目線で紹介している記事です。

※記事を書いてから数種類新たに飲み、追記しています!

お酒に弱い私でも簡単に飲めてしまうので、色々な種類を試し、結果として20本以上飲みました。

2021年にスペインにいた時に、コロナウイルスの影響で外出制限が始まってしまったので、家でできる充実した遊びが「レモンビール飲み比べ」でした(笑)。

そして、日本でもスペインのレモンビールが買えるので最後に紹介します!

目次

レモンビールをスペイン語で

スペインではレモンビールに様々な呼び方があります。

  • Cerveza Clara
  • Clara
  • Cerveza con Limón
  • Clara con Limón

どれも正解です。

Cerveza(セルベサ)=Beer

con(コン)=with

Clara(クララ)=Clear

Limon(リモン)=Lemonです。

RADLERとSHANDY

レモンビールのことを「ラドラー」、または「シャンディ」と呼ぶこともあります。

スペインではどういうわけか、各メーカーが作っているレモンビールは「Radler」もしくは「Shandy」と名付けており、「Clara」などとは呼ばないのです。不思議です。

バルとかで注文する時はCerveza Claraなどと言うのに、Radler, Shandyとは言わない気がします。なぜだろう?これは不思議です。

南ドイツではビールをレモネードで割ったものをラドラーと呼ぶそうです。

Radlerはドイツ語でサイクリストのことを意味し、サイクリング後に飲むさわやかな飲み物としての起源があります。

そして、ShandyはShandy Gaffのことなんですね。

ビールをジンジャーエールで割るのがシャンディガフという印象が強いですが、レモネードで割ることもあるようです。

スペインで販売されているレモンビールにおいては、はっきりと区別されているわけではありませんが、ラドラーとシャンディに違いがあるように思います。

違いは簡単に言うとアルコール度数です。

ラドラー

ビールをレモンで割ったような味で、アルコール度数は2~4%くらい。

しっかりビールの味と風味があり、レモンがアクセントとして効いています。レモンのおかげで少し甘みを感じます。

シャンディ

レモネードにビールを少しだけ混ぜたような味で、アルコール度数は1%前後。

飲んでもビールという感覚がほとんどありません。むしろレモネードに近い。でもアルコールはほんの少し入っています。

シャンディなら、ビールが苦手な人でもおいしく飲める人は多いのではないでしょうか。

スペインのレモンビールを紹介

ここからはスペインのレモンビールをいくつか紹介します。ビールの名前、アルコール度数、一言コメントを記載しています。

前半はビールメーカーのレモンビールです。

後半はスーパーマーケットのプライベートブランドのレモンビールです。

値段は、ほとんどが1ユーロ以下で、基本的にシャンディの方が安いです。

そして飲んでみると、結構似たような味が多いです(私が味を見極められないだけかもしれません…)。感想はあくまでも参考程度にしてください。

ラドラーは黄色、シャンディは緑色と分けていることも多いですね。

また、アルコール度数0の商品は除外していますが、最後におまけで1つ紹介しています。

※スペインを含むEUではアルコール度数1,2%以下だと「ノンアルコール」飲料の扱いにすることが可能です。これから紹介する各社のシャンディはアルコール度数1,2%以下ですが、ノンアルコールの表記は特にありません。

MAHOU

マドリードの大手ビール会社です。MAHOUと書いて「マオウ」と読みます。

MAHOU RADLER

アルコール度数:3,2%

今回紹介する中で最もアルコール度数が高いレモンビールです。高いといっても3,2%なので、ビールを飲める人なら問題なく飲めます。

香りはビールが先に来ます。味わいはレモネードが先に来て、その後に「あ、ビール入ってるわ」と感じます。

レモンの爽やかさを求めつつも、ビールを飲んでいることを楽しみたい人におすすめです。

お酒に弱い人はゆっくり飲んでください。調子に乗ってゴクゴクのむと悪酔いします。

MAHOU MIXTA

アルコール度数:0,9%

敢えてShandyとは書かず、MIXTAと名付けています。アルコール度数が1%を切っているので、甘いレモネードのような味わいです。

写真の左側の缶はインパクト大のネコですが、これは限定のデザインで、右側が通常のデザインです。限定デザインは他にもいくつか種類がありました。

SAN MIGUEL

元々はフィリピンの会社で、今はマオウのグループ会社のようです。

SAN MIGUEL RADLER

アルコール度数:3,2%

こちらも1番高いアルコール度数3,2%。マオウより苦みがある気がします。

これもゆっくり飲まないと酔います。お水も一緒に飲みましょう。3%でも酔いは回ります。

CRUZCAMPO

左:CRUZCAMPO RADLER / 右:SHANDY CRUZCAMPO

スペインのハイネケンが製造しています。

CRUZCAMPO RADLER

アルコール度数:2,2%

オレンジ、ライム、アセロラが入っているのがポイント!

SHANDY CRUZCAMPO

アルコール度数:0,9%

甘いシャンディですが、最後の最後にビールの後味が少しだけあります。↓のサイトでゲームができます。

Damm

バルセロナのビール会社です。

Damm Lemon

アルコール度数:3,2%

ビール6割、レモン4割の構成。これも3,2%のラドラーです。

甘さは控え目で、シトラスの苦みもアクセントとして効いており、ビールの苦みとともに後味に残ります。

お酒に弱い人は何かを食べながらゆっくり飲みましょう。酔います。

AMBER

こちらはサラゴサのビールメーカーです。

AMBAR RADLER

アルコール度数:2,5%

個人的には今まで飲んだラドラーの中で一番好きです!

ビールがあっさりしています。でもラドラーにはあっさりビールがすごく合う。

アルコール度数2,5%ですが、シャンディのような甘さも感じてとても飲みやすく感じます。

AMSTEL

こちらもスペインのハイネケンで製造。

アムステルは元々オランダのビール。オランダでもハイネケングループ傘下です。

AMSTEL Radler

アルコール度数:2,0%

アルコール度数が2%なので、ラドラーにしては飲みやすいと思いました。

Arriaca

こちらはカスティーリャ・ラ・マンチャ州グアダラハラのクラフトビール、Arriaca。値段も少しお高めです。(とは言え1本150円前後なので日本感覚と比べると激安です。)

Arriaca CRAFT RADLER LIMÓN 

アルコール度数:2,7%

ビールの重厚さがありつつ、オレンジが混ざったようなレモンの甘味・酸味がバランスよい。これも個人的には結構好きです。

おすすめのペアリングはサラダ、米、寿司、セビーチェだそうです。

ん??レモンビールと寿司???

MERCADONA (STEINBURG)

左:Radler / 右:Shandy

ここからはスーパーマーケットのプライベートブランド商品です。

こちらはスペインの人気スーパーマーケット、メルカドーナ。STEINBURGという銘柄で販売しています。

ベルギーで製造されています。

RADLER

アルコール度数:2,1%

これもラドラーとしては飲みやすいです。ラドラーでも3,2%から2,1%になるだけで味わいが全然違います。

SHANDY

アルコール度数:1%

スペインの商品には、スペイン語とポルトガル語を並列で表記したものが結構あります。

DIA

左:Radler / 右:Shandy

スペインのどこにでもある大手スーパーマーケットDIA

ポルトガルで製造されています。

RADLER

アルコール度数:2,2%

缶に書かれている「CON ZUMO DE LOMÓN」はwith lemon juiceのことです。

SHANDY

アルコール度数:0,5%

今回紹介する中で最もアルコール度数が低く、最もカロリーが低いレモンビールです。

LiDL (ARGUS)

ドイツ系のスーパーマーケットです。ARGUSという銘柄で販売しています。

ドイツで製造されています。

SHANDY

アルコール度数:0,9%

缶に書かれているPanachéって何だ?と思い調べると、フランス語版のレモンビールの意味だそうです。ビールをレモネードで割る飲み物ひとつとっても、色々呼び方がありますね。フランス語読みではパナシェ。

Carrefour

左:Radler / 右:Shandy

フランス系のスーパーマーケットです。特に銘柄はありません。

フランスで製造されています。

Radler

アルコール度数:2,0%

前は見かけなかったのですが、この記事を書いた後に発見しました。2%なのでビールっぽさはありません。後味に少しビール感があります。

SHANDY

アルコール度数:1%

黄色だけどシャンディです。レモネード感が強かったような気がします。

El Corte Inglés

スペイン唯一と言ってもいい百貨店、El Corte Inglés(エル・コルテ・イングレス)のスーパーマーケットで購入できます。

スペインで製造されています。

RADLER

アルコール度数:2,2%

百貨店のスーパーは高級そうですが、このラドラーは他のスーパーマーケット系と同じような味だと思いました。

その他

飲んだことがない(もしくは私の住んでいた地域では売っていないかも)レモンビールもあるので紹介します。

スペインでは地方ごとにビールのシェアが結構異なるので、旅行に行くと各地方のビールを楽しめますよ!

※ガリシア地方の有名なビール、Estrella Galiciaにはレモンビールが無い…はず。ググっても見つかりませんでした。

MORITZ RADLER

ESTRELLA VERNA ELABORADA CON LIMONES DE MURCIA

ALHAMBRA Especial RADLER

LA SAGRA Radler

番外編

ここからは少し変わったレモンビールを紹介します。

AMSTEL の Radler TOSTADA

ここではアルコールを含む商品のみ掲載しており、アルコール度数0.0%の商品は除外していましたが、これは面白い味だったので紹介しておきます。

飲んでみると後からカラメルのような香りが追いかけて来るように感じます。コーラみたいな味わい。「レモンコーラ甘さ控えめノンアルコールビール割り」といった感じです。

アルコール度数0.0%ですがレモンジュースではないので、最後にビールの苦みがわずかにあります。

LA SAGRA の SUMMER ALE PIEL DE LIMÓN Y CILANTRO

その名の通りトレドのLA SAGRAに本拠地を置くクラフトビール。こちらでは季節限定でラドラーを製造していますが、私は見つけられず飲んでいません。その代わりにこれを発見しました。

アルコール度数:4,5%

ここで紹介している他のレモンビールよりアルコール度数が高く、ラドラー・シャンディという枠ではないかもしれませんが、レモンピールを使っているので一応紹介します。

おそらく夏限定の商品でしょう。シラントロ(コリアンダー/パクチー)も気になります。

飲んでみると、これはレモンビールではないと分かりました。

レモンジュースを使っているわけではないので甘味も、レモンの味もありません。

レモンビールというよりはスパイスビールといった方がいいでしょう。コリアンダーの風味は強く感じました。

次のページでは日本でも買えるスペインのレモンビールを紹介!

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この記事を書いた人

2019~2020年、スペインにワーキングホリデービザを使って滞在していましたが色々あって早めに帰国。
スペインの音楽(ロック・インディ・オルタナ)が好きなので、日本語で情報発信しようと思います。

おいしいラーメンを食べたい。

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