スペインのワーキングホリデーってどうやったら行けるの?手続きの方法は?
この記事では、スペインのワーキングホリデービザ申請手続きについて書きます。
これはあくまでも、2019年夏に、スペインワーキングホリデー制度の利用申請をした時の話です。
もちろん国によって申請方法は異なりますし、今後スペインの申請方法も変わっていくと思いますので、必ず最新の情報は確認してください。
本当はひとつひとつ手順を書こうかと思ったのですが、細かく書くのはとても面倒ですし、概要は大使館のホームページを見れば分かります。
更に何と言っても、書類の詳しい記入方法は様々な方が既にブログで書いているので(私も参考にしました。ありがとうございます。)、ググればすぐに出てきます。
スペインワーホリについて、大使館のHPはこちら http://www.exteriores.gob.es/Embajadas/TOKIO/ja/ServiciosConsulares/Paginas/Legalizaciones.aspx
ではまず、大まかな流れを紹介します。
スペインワーキングホリデー申請の流れ
1 申請書類を用意する
②航空券を予約し、この書類を全て印刷して必要事項を記入する。 http://www.exteriores.gob.es/Embajadas/TOKIO/ja/ServiciosConsulares/Documents/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9B%E3%83%AA%E3%83%87%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B6%E7%94%B3%E8%AB%8B.pdf
③パスポート、健康診断書、住民票、写真など諸々用意。
以上!
詳しい書類の記入の仕方などを知りたければ、ググりましょう!過去2年間にスペインワーホリを経験した方々がとても詳しく書いてくれています。
個人的には申請の前に先に航空券予約しないといけないのは不思議。審査が通らない可能性があるのに、先にチケットを買わせるという感覚が理解できません。
2 スペイン大使館に行く
スペインのワーホリ申請はオーストラリアのようにインターネットではできません。東京都のスペイン大使館に本人が直接行くの一択です。
書類は完全に揃えて行きましょう。
特に関東以外に住んでいる方々、ここで例えば住民票を忘れたりしたらその時点で終わりです。交通費が無駄になります。
スペイン大使館は平日(月~金)9:30 ~12:30に開いています。人によってはなかなか行きにくいかも。
- 大使館のエントランスに入ると、警備員に用件を聞かれ
- 探知器を通り
- 番号札を受け取り
- 中に入ります。
ワーキングホリデーの申請に来た旨を伝えると、この時点で警備員が一部の書類をチェックします。
それは、証明写真。
申請書類に
・写真(4.5x3.5 )1枚。申請書右上に貼付すること。(カラー写真で、背景が白色)
とあります。
もし写真背景が青など他の色だったら、おそらくこの時点で退場になると思います。
私の予想ですが、申請時に青背景の写真を使い、結局やりなおす羽目になった人が何人かいるのではないでしょうか。そのため入口の時点で警備員にチェックしてもらっているのだと思います。
自分の番になったら窓口へ行き、書類を提出。所要時間は10分程度です。
この申請時にNIE番号(el Número de Identificación de Extranjeros =外国人身分証明番号のこと)の申請料として1200円強を支払います。スペインのワーホリ申請で必要な支払いはこの金額だけです。安くていいですね!
東京のスペイン大使館はここ。六本木一丁目駅か神谷町駅が最寄です。
3 スペイン大使館に行く(2回目)
スペインワーホリ申し込み自体は安いのですが、他に費用が掛かります。
東京の大使館へ行く交通費が痛い。しかも1回だけではなく、2回行く必要があるのです。
無事申請が通ると、電話またはメールでスペイン大使館より連絡が来ます。私は電話で連絡を受け取りました。
申請が通るまでは大体6~8週間程かかると言われていますが、私の場合は申請から23日目で連絡が来ました。時期によりここは変わってくると思います。
というわけで2回目の大使館行きです。
・査証が発給された場合、申請者本人は通知から1カ月以内に、在東京スペイン大使館へ出頭してパスポートを受け取らねばなりません。
とのことなので、出発ギリギリに申請が下りた場合でもない限り、前日にビザを受け取りに行くという考えは捨てて、交通費をケチらずに大使館へ行きましょう。
パスポートとNIE番号の用紙を受け取り、これで無事申請手続きは終了です。
もちろん私も申請が通り、現在スペインに居ながらこの記事を書いているのですが、申請時にひっかかった部分が2ヶ所ありますので、参考までに紹介します。
申請時にここでひっかかった
その1 日本にいた証拠が無い!?
スペインワーホリ申請条件のひとつに、
・ 住民票(発行から 90 日以内のもの)。申請時点で日本に 3 ヶ月以上居住していること。
というものがあります。
申請時点で、確実に私は日本に3ヶ月以上居住していました。2012年を最後に、外国には行っていません。
しかし私は提出書類を全て揃えていたにもかかわらず、
日本に3ヶ月以上居住していた証拠が無いとみなされました。
原因は、パスポートです。
実は私、パスポートを無くしていて、申請前に再発行しました。
パスポートはどこで無くしたか全く心当たりが無く、最後に外国に行ってから3回引っ越しをしているので、その時に何かの拍子に無くしてしまったと思います。
というわけでワーホリ申請前にパスポートを再発行したので、もちろん新品未使用。再発行したのは申請日から1か月半程前。だから、日本に 3ヶ月以上居住していた証拠が無いと大使館職員に言われました。
いや、そんなこと言われても…
申請書類は全て揃っているため、もしこれで申請ができないのは明らかに大使館側の説明不足です。
結局どうなったかと言うと、私がパスポートと経緯と理由を説明したところ、3か月以上住んでいると信じてもらえることになり、無事申請を受け入れてくれました。
信じてくれました。一件落着。
いや、これはおかしくないかな(笑)
職員が申請者の言葉を信じて受け入れるっておかしくないか…
ただ、おそらく証拠はありました。 申請書類のひとつに、
・経済能力の証明。最低でも最初の3カ月滞在費分の 1614 ユーロ相当額以上のスペインでの滞在費を支弁する能力を証するものとして、下記の内のいずれか1つを選択:
-本人名義の残高証明書。(和文でも可) 金融機関もしくは郵便局が発行 (押印されていないものは不可) 発行日から1ヶ月以内のもの。(原本のみ)
-本人名義の銀行通帳のコピー(通帳の表紙及び現在までの数ヶ月間の出入金記録のコピー)
とあります。私は後者の銀行通帳のコピーを使いました。この数ヶ月間(私が提出したコピーには3ヶ月以上前の記録が含まれていました。)の出入金記録には、ATMからの引き出しなどが記帳されているので、日本に居たことはおそらく分かるはずです。
しかし、もしこのワーホリが初海外渡航だったら、もし残高証明書の方を提出していたら、パスポートをなくした場合、日本に 3ヶ月以上居住していた証拠は本当に無いのかもしれません。これ抜け道になったりしないのかな。誰か教えてほしい。
それと「数ヶ月間」の出入金記録という曖昧なのもスペインらしい。
その2 旅行日程
先に言います。なぜここがひっかかったか、はっきりと覚えていません。ですがその場で修正可能なことだったので、職員の方に言われるがままに直しました。
申請書類 http://www.exteriores.gob.es/Embajadas/TOKIO/ja/ServiciosConsulares/Documents/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9B%E3%83%AA%E3%83%87%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B6%E7%94%B3%E8%AB%8B.pdf
の最後にある PLAN DE VIAJE/TRIP PLAN 。
この用紙に不備があり、その場で書き直しました。ただ、何がダメだったのか、忘れてしまいました(笑)。
曖昧な記憶によると、滞在先をMadridと書き、目的にTrabajar, Viajarと書いたのですが、確かここはTrabajarの欄とViajarの欄を2段に分けて書かないといけなかった「気がします」。
その時に、「ワーホリビザは労働ビザと違って…」、「労働時間が…スペイン政府が最近制度に厳しくなってて…」みたいなことを大使館職員から言われたんですけど、何を言われたか細かいことは本当に忘れてしまいました。すみません。
こんな曖昧な記憶で何も説得力がないですが…
終わりに
スペインワーホリの申請は、最初は書類が多く大変そうですが、書いてみると意外とあっさり終わります。
問題は2回東京のスペイン大使館に行くこと。関東在住者には何も問題がないですが、他の地方に住んでいる人は2往復分の交通費がかかるので、なかなかの負担です。
私は青森県在住なのですが、1度目の申請時には東京へ他の用事と組み合わせて行き、9月にFEEDERとMANIC STREET PREACHERSを見るため東京に来ていた時、ちょうど申請が通った連絡が来たので、ついでに2回目の大使館に行くことができました。
大使館に行くためだけに交通費を払うのは避けたいと思っていたので、時期が良かったです。
ちなみにスペインワーホリの年間発給ビザ数は500。2017年は200で、2018年から増えたのですが、定員には遠く、全然余裕があったみたいです。
しかしスペインワーホリの知名度は年々上がり、色々な人がブログやSNSで生活の様子を発信しています。情報がどんどん出てきているので、来年はもっと申請者が増えるんじゃないかな。
お読みいただきありがとうございました!
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