2021年、MAD COOL FESTIVALがマドリードで開催できない可能性浮上。

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スペインのマドリードで開催される音楽フェスティバル、

MAD COOL FESTIVAL

https://madcoolfestival.es/

2016年からスタートし、毎年豪華なラインナップで世界中の音楽ファンから注目を集める夏フェスです。

今やスペインどころか世界を見渡してもこのフェスと同じくらい豪華なラインナップを揃えられるフェスはなかなかありません。

最近はNME 2020 AWARDSにおいて、BEST FESTIVAL IN THE WORLDにもノミネートされました。

2020年もTAYLOR SWIFT, BILLIE EILISH, THE KILLERS, KINGS OF LEONなど相変わらず豪華なアーティストを揃えています。

残された3日目のヘッドライナーの発表が待たれる中、1月30日にこんなニュースが。

目次

2021年、マドリードで開催できないかも

https://elpais.com/cultura/2020/01/30/actualidad/1580406917_594036.html?ssm=TW_CM

これはスペインのEL PAÍSという超大手新聞のウェブサイトです。

見出しは、

El Mad Cool de 2021 peligra en Madrid por el desacuerdo con el Ayuntamiento

2021年のマッドクールフェスティバル、市議会との意見相違によりマドリードでの開催が危ぶまれる

ディスクリプションは、

El macrofestival, el más importante de la ciudad por volumen de negocio y público, estudia trasladarse a otra comunidad por la falta de “un recinto en condiciones”

→市にとって最大のビジネスと集客力を誇るフェスティバルが、相応しい会場が無いことから他地域での開催を検討。

ほうほう。

というわけで以下本文を簡単に説明します。ただし訳は正確にできないので、分かるところ、大事なところだけ抜粋し、分からなかったところは濁します。

要約

首都のマドリードにとって、マッドクールを開催できないことは文化的、経済的な損失。

2016年から、観光・文化・経済を軸とし、マドリードにおいてのブランドを作ることを目的として始まったこのイベントは、「会場が安定感に欠ける」ことを理由として、開催地の変更を検討している。

既にCastilla y León地方とAndalucía地方の都市での開催が検討されており、それぞれの都市は開催に興味を示している。

IFEMA(※マッドクール開催地の近くにある施設。東京ビッグサイトやパシフィコ横浜のようなイベント会場、コンベンションセンター。ライブ会場としても使われている。)の拡大により、2020年の開催後にそこから撤退を余儀なくされる。

マドリッド市議会が提案した代わりの開催地候補は、「規模が小さくなり、交通の便が悪く、良いサービスに欠ける」ことから開催が現実的でない場所であった。

(※ここすごく大事な部分っぽいけど訳ができない…)マッドクールの頼りである協議会から1millon euros (= 1億2千万円くらい)の公的助成金を受け取る「マッドクール公約」というものがある。しかし市議会としては、マッドクールがマドリードから出てほしくないものの、この巨大フェスだけが市にとって重要なわけではない。

2年前から80,000人のキャパシティがある Valdebebas-Ifema を会場としていたが、2018年に起きた数々の問題から、1日の入場客数を50,000人に制限していた。

https://elpais.com/cultura/2019/10/24/miss_festivales/1571939242_605054.html

10月から着手されるIFEMAの拡大によって、このフェスは他の場所へ移ることを余儀なくされている。展示会や会議のため50,000平方メートルの拡大、2つのパビリオン、商業用建築、コンベンションセンター、3ヶ所の新たな駐車場などの追加が予定されている。

これによりマッドクールの会場変更は3回目となる(※正確には会場変更は2回目。次の会場が3つ目)。最初の2年はサンファルミン地区の多目的スタジアム、Caja Mágicaで開催された。2018年に196,000平方メートルの広いバルデベバスにある会場に移り、今年の開催後にそこは使えなくなる予定。

現在のフェスティバルとは全く異なる別のものになるかもしれないという情報筋もある。

(※ここもよくわからない…)同じ情報筋によると、競争力のあるラインナップを保証するためには「時間切れ」がある。

開催地の確保が遅れることで、あらゆる保証や条項などがあるために、1年以上前から大物ヘッドライナーを確保することが困難になる。

開催地とインフラは基本的なもの。「私たちが望むのはフェスティバルへの継続的なサポート。公的機関からの支援が無いと、リスクを冒してプロジェクトを続けることはできない。」とマッドクールの情報筋。

いくつかの失敗を経て、マドリードはマッドクールとともにヨーロッパのフェス勢力図に載ることとなった。民間の主導、Live Nationのサポートにより、Primavera Sound、Sónar、Festival Internacional de Benicàssim (FIB) やBilbao BBK Liveのようなスペインにおいて重要なフェスの一つとなった。

https://elpais.com/cultura/2016/01/26/actualidad/1453838528_795206.html

今年もTaylor Swift、Billie EilishやKings of Leonなどの国際的に著名なヘッドライナーを揃えている。

https://elpais.com/cultura/2019/11/26/miss_festivales/1574771155_514983.html

過去にもNeil Young、Pearl Jam、Dua Lipa、Foo Fighters、Depeche Mode、The CureやArctic Monkeysなどが出演した。

https://elpais.com/cultura/2020/01/23/miss_festivales/1579807418_384879.html

莫大な経済

マッドクールはマドリッドで最大のフェスティバルであることに加えて、4年間で663,000人以上が参加。そのうち200,000人が100か国から来ており、1,200のメディアを擁する。

マッドクールは、国内外の著名アーティストによるコンサートを開催するだけでなく、マドリードのライブミュージックにおいて最大の売り上げを誇る、巨大な経済の場でもある。

コンサルタント会社Price Waterhouse Cooperが作成した公式数字では、年間予算2,000万ユーロで、 過去4回のイベントで1億7400万ユーロ以上の経済効果と、14,200人の雇用を創出したことを示している。

フェスティバルによると、行政から受け取るユーロごとに、マドリードで50を生み出す(50の何かが分からない50ユーロ?)。さらに過去4回の開催では、3400万ユーロ以上の税徴収をもたらした。

最後に

訳が適当ですが、色々と分かり次第改定していきます。

MAD COOL FESTIVALの”MAD“はMADRIDのMADなので、他の都市でやるなら名前変わるかもしれませんね。

FUJI ROCK FESTIVALの開催地は富士山ではないですが、地域色の強いスペインで他都市でMADだと支持されなそう。

マドリードの都市部で開催されることは、交通の便の良さが1つの利点なので、国外から参加する人にとっては便利です。しかし開催地がなかなか決まらないと、ラインナップにも影響が出ます。都市型フェスはどうしてもラインナップ次第なので、それが客足の減少に繋がりかねませんね。

現在の場所で開催されるマッドクールは今年で最後かもしれません。豪華なラインナップも今年で最後という可能性もあり得ます。

というわけで今年はマッドクールに皆で行こう。

お読みいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

2019~2020年、スペインにワーキングホリデービザを使って滞在していましたが色々あって早めに帰国。
スペインの音楽(ロック・インディ・オルタナ)が好きなので、日本語で情報発信しようと思います。

おいしいラーメンを食べたい。

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