スペインで観客5000人のライブ。ソーシャルディスタンス無し!

スペイン音楽

2021年3月27日、スペインのバルセロナでLove of Lesbianの有観客コンサートが開催されました。

観客数はなんと5000人

規模の未だにコロナウイルスのパンデミック下にあるスペインにおいて、初となる大規模のコンサートです。

しかも野外ではなく、屋内コンサート!

Covid-19の流行が収まっている訳ではないのに、大量の観客を建物内に入れてライブを開催。

しかも5000人も集まって、本当に大丈夫なのでしょうか???

これはスペインで行われた一種の社会実験(prueba piloto)と言える出来事です。

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イベントの目的

このライブはFestivales por la Cultura Seguraという企画として開催されました。

https://festivalsperlaculturasegura.com/es/

2021年現在の状況下でイベントを開催するための新しいプロトコル確立を目的としています。

現在のスペインでは、屋内の公共スペースでは基本的に4人までしか集まることができません。

しかし、この企画はスペイン保健省から特別な許可を得て開催されました。

チケットは23ユーロから販売され、5000枚がソールドアウトです。

会場

会場はバルセロナのPalau Sant Jordiです。

1992年のバルセロナオリンピックを契機に建設された競技場で、バルセロナで大規模なコンサートが開催される際の会場にもなります。

近年ではBILLIE EILISH, BLACKPINK, MUMFORD & SONSなどの会場として使われました。

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制限と3つの絶対条件

今回のライブに関してチケットはQRコードで、紙チケットはありません。全てアプリを通して完結するようにできています。

つまりiOSかAndroid搭載の機器が必要ということです。

フロアは3つの区画で分かれ、それぞれ使える入り口・バーカウンター・トイレも異なります。

また、18歳~65歳の年齢制限を設けています。

そしてイベントを開催するにあたり、3つの重要な事項があります。

抗原検査によるスクリーニング

当然ですが、参加者はコンサート当日に検査を受けなければなりません。

この事前検査で陽性反応が出たら、イベントへの参加は不可能となります。

会場内の良好な大気

会場内の大気・換気状態が悪ければ安全性に影響が出てきます。

調査の結果、Palau Sant Jordi会場内は外気とほぼ同じ状況ということで、良好な大気状態が証明されました。

FFp2マスクの着用義務

重要事項をしっかり守り、皆が同じ条件でコンサートに参加するためにも、入場者全員は配布されるFFp2マスクの着用が必須です。

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開園まで

入場客は抗原検査が必要です。

5,000人を検査して結果を通知しなければならないので、イベントは早朝から動き出します。

検査会場はRazzmatazzApoloLuz de Gasの3ヶ所で、いずれもこの1年間ずっと営業を停止してきたバルセロナのライブハウスです。

検査結果はアプリによって通知されます。

事前検査を受けた5000人のうち、陽性反応が出たのは4人(全員無症状)。

さらに2人が陽性者と近い関係ということで、計6人が入場不可能となりました。

この検査を通して、朝早くから準備すれば「イベント当日に5,000人を検査することが可能」ということが分かったのも収穫です。

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開演

正直に言うと、ライブは個人的に想像していたものと異なっていました。

デカい会場で行うので、人と人の距離を確保して観客を入れるのかと勝手に思い描いていたのですが…

めっちゃ密でした。

でもよく考えたら、スタンディングライブ本来の形で安全にコンサートを開催できるか、が要点なので、密にしなければこの試みの意味が無いんですよね。

検査の様子も含めた当日の模様はコチラ。YouTubeのリンクに飛びます。

遠くから見ると普通のスタンディングのライブですが、近くのカメラで見ると、観客全員がマスク。

なかなか異常な光景ですが、1年前では考えられなかったことでした。

この実験の結果は数週間後に出るとのことですが、4月15日現在はまだ特にニュースはありません。果たしてどうなったでしょうか。

※4月28日追記

結果が出ました。参照記事はこちら

コンサートに参加したうちの6名が2週間以内に陽性となりました。

この数字は過去2週間のバルセロナにおける一般の感染率の約半分で、「感染急増につながるイベントではなかった」と結論付けられました。

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最後に

今回は5000人規模のコンサートですが、一応開催することができました。

となると今度は10000人規模、フェス形式ではどうするのか。

そして外国からは参加することができるのか、といったことが課題になります。

スペインはまだまだ感染者数が多い国の一つ。これを続けるのも大変そうです。

アーティストやプロモーター、イベント会場スタッフなどが生き残るためにも試行錯誤が続きます。

LOVE OF LESBIANは新しいアルバム『V.E.H.N』を4月にリリースします。これは普通に楽しみです。

お読みいただきありがとうございました!

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