スペインで部屋探しってどうやるの?不動産屋に行ったりするの?不安しかないんだけど…
不動産屋に行かなくても、ネットで部屋探しはできます!コツさえつかめば部屋は見つかりますよ!
スペインにワーキングホリデーで来ると、必ずぶち当たる問題。部屋をどうするか。
ワーホリで来る人はほとんどの人がPiso Compartido(ピソ・コンパルティード)に住んでいるかと思います。
前回の記事に書いた通り、スペインではシェアルームに住むことは結構普通のことです。
寝室はプライベート空間で、キッチン・バスルームなどは共用のピソ・コンパルティード。
苦労することがあるかもしれませんが、コツを掴めばすぐに決まったりします。
この記事ではピソの探し方、探す時に私が大事だなと思ったことを紹介します!
スペインで部屋を探す方法
運が良ければ、友達や知り合いがピソの入居者を探していることもあります。私には当時そのような人が周りにいなかったので、ネットで探すことにしました。
不動産屋に行くという考えはありませんでした。その必要が全くないので。
というわけで、スペインの部屋探しサイトをいくつか紹介します。
それぞれのサイトにはアプリもあるので、私は併用して使っていました。
idealista
スペインで部屋探しと言ったらまずこれ。とにかく物件が多い。日々大量に更新されています。
しかし、1番有名ということは1番競争率が高いサイトとも言えます。
この物件いいな~と思っていたら翌日無くなっていたなんてことも珍しくありません。
Badi
使い勝手がとてもいいです。禁煙、Wi-Fiなどのフィルターをかけやすく、検索がしやすい。
このサイトは部屋を見つけるのはもちろんなのですが、同居人を探す、人と人のマッチングに重点を置いています。
プロフィールに性格や趣味などを入れることができます。
また、シェアメイトを探している人から、この部屋どうですか?と提案されることもあります。良さそうな部屋を紹介してくれたら、マッチング率は高そうです。
Fotocasa
個人的には使い勝手が今一つと思ったので、ほぼ使いませんでした。
Pisos.com
見辛いと思ったので、ほぼ使っていません。なぜかは分かりませんが、青いサイトが見にくいと思いました。
beroomers
こちらも使っていないのでよく分かりません。
SPOTAHOME
スペインに行く前に日本で部屋を確保しておきたい人もいると思います。そんな人にはこのサイトが便利です。
ここの良いところは、スタッフが事前に物件におじゃまして、写真だけでなく、ビデオも撮ってくれているので、どのような部屋なのかが非常にわかりやすい!ホームページもとても見やすいと思いました。
ただし、契約時に少し高めの手数料がかかります。これは充実したサービスに対する対価なので仕方ないですね。
それと、スタッフが既に確認しているので、物件の下見はできません。
私は手数料を払いたくなかった&下見をしたかったので使いませんでしたが、あまり時間のない人、お金に余裕のある人にはすごくいいと思います。
ただし、現時点ではマドリード、バルセロナ、バレンシアのみ対応。大きい都市の物件しか扱っていません。
個人的におすすめ
私はidealistaとBadiを主に使っていました。最終的にはidealistaでピソを見つけましたが、使い勝手はBadiが一番いいと感じました。
また、SPOTAHOMEは下見ができない難点はありますが、サイト・写真・ビデオ全てがとても分かりやすくておすすめです。
部屋探しで大事なこと3つ
これらのサイトを通し物件の掲載者などに連絡をして住む場所を決めるのですが、まず自分の希望を整理しましょう。
・住む町:町のどの地区か、またはどこでも構わないか。
・家賃:上限は何€までか。家賃に光熱費や管理費は含まれているのか。
・ルームメイト:男性お断りの物件や、学生限定、働いている人限定の物件もあります。
・タバコ:喫煙OKか禁煙か、大事なところです。
・その他:Wi-Fi、洗濯機、エアコン、家具付き、日当たりなど…
そして希望と一致する物件を見つけたら、掲載者にコンタクトを取ります。
ここで大事なこと3つ!
1 瞬発力
いい物件を見つけたら、すぐに、サイトやアプリを通してメッセージを送ること。
もし電話番号が載っていたら電話をしたり、WhatsApp(←日本で言うLINEみたいなアプリ。スペインではほぼ全員使ってる)でメッセージを送るなど、まずはコンタクトを取りましょう!
いい物件は本当にすぐに無くなります。特にマドリードやバルセロナなどは人の出入りが激しいので、毎日他の誰かがあなたと同じ物件を狙っています。
メッセージ送ろうかな。ではなく、メッセージをすぐに送りましょう。
スペイン語で普通に会話ができる人は、直接電話をしてもいいと思いますが、私のように自信が無い人はメッセージで連絡しましょう。
話が分からないと意思が通じ合わなかったり誤解が生まれるかもしれませんが、メッセージなら確実に自分の意思を伝えられ、相手の返信も文字として残るので安心だと思います。
2 相手を待たない
メッセージを送っても、相手からの返事がなければ何も進みません。
そして、返事はほとんど返って来ないと思ってください。
私は20通くらいメッセージを送りましたが、ほぼ返信は来ませんでした。
部屋が他の人に決まった後で、「ごめん、もう決まっちゃった!」なんてことも。
ひとつの物件にメッセージを送り、相手の返信を待つのは時間の無駄です。
絶対に来ないものをひたすら待っている可能性があります。
というわけで、気になる物件にはどんどん連絡を入れましょう。そこで返信が来たらラッキー!
3 自己紹介
個人的にはこれが一番大事だと思います。
idealistaを例に説明します。
物件のページに行くと掲載者宛にメッセージを送れる機能があるのですが、
Hola, me interesa este piso y me gustaría hacer una visita.
Un saludo
(こんにちは。このピソに興味があります。見学できれば嬉しいです。)
あらかじめこのように、定型文が挿入されています。
後はメール、電話番号、名前を入力して、気になる物件の掲載者にこのままメッセージを送るだけです!
なわけない。
考えてみましょう。
idealistaなどのサイトは毎日たくさんの人が見に来ます。
つまり1つの物件にはいくつも連絡が来る可能性があります。良い物件なら尚更です。
あなたがもし掲載者だとしたら、このままデフォルトの文章を送ってくる人に連絡を取りたいと思うでしょうか?
私だったら、ただとりあえず送っているんじゃないか?などと疑ってしまいます。
この文のままメッセージを送ったところで、返信は滅多にないでしょう。
ではどうするか。このメッセージで自己紹介をするのです!
相手に自分がどんな人なのかを伝えるのが大事!そうすると、相手もこれから入居する人をイメージしやすいし、選ぶことができます。
また、これで返信が来なかったら、それはそれでいいのです。入居後この人とは気が合わなかった!といった可能性を減らすこともできます。
私は100文字ほどの自己紹介文を書いてメッセージを送ったら、今までほぼ返信が来なかったのに、1時間ほどで返信をもらいました。
そこから話が順調に進み、次の日には下見をして、その日の内に入居が決定しました。
最後に
こんなにあっさり決まるならもっと早くからちゃんとメッセージ書いておけばよかったと思いました。
私は部屋探し、苦労しました。なんで上手くいかないんだと思いつつも、試行錯誤するなかで、今まで上手くいかなかったのは当然なことにも徐々に気が付きました。
今後スペインで部屋探しをする人は参考にしてみてください。
お読みいただきありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (2件)
スペインの部屋探しでこちらのサイトを発見致しました。すいません、一つお聞きしてもよろしいでしょうか?賃貸探しの際にスペイン国内での稼ぎを三ヶ月や半年証明できないと契約ができないフラットが多いと感じているのですがこちらはどうクリアされましたでしょうか?サイトとても面白勉強させて頂いております。
らっこ様
コメントありがとうございます。
部屋探しの際に収入の証明が必要だったことは、私はありませんでした。
idealistaなどでピソ・コンパルティードを探した際には仲介業者や大家ではなく、既に入居している人と連絡を取っていました。
賃貸契約自体は既存の入居者がしており、私自身が契約しているわけではなかったので、そういうことがなかったのだと思います。
当サイトをご覧いただきありがとうございます。
スペインにいたのは3年前ですので現在とは状況が異なる部分があるとは思いますが、少しでも参考になれば幸いです。