どんなライブ?
日時:2019年12月29日(日)
会場:WiZink Center (Madrid)
料金:38.10€
アーティスト:vetusta morla
日本では全くの無名ですが、スペインでは超絶高い人気を誇るモンスターバンド、vetusta morlaのライブを見てきました。
結論から言うと、2019年に私が見たライブで1番良かったのはこれです!
この日は2年間に渡る、”Mismo Sitio, Distinto Lugar”ツアー最終地点、マドリード3日連続公演の最終日です。
初日、2日目は売り切れ、最終日もほぼ満員です。
会場のWiZink Centerはどんなところ?
マドリードのアリーナ施設、WiZink Center。マドリードの大規模なライブ会場の一つです。
入り口のこの扉、横浜アリーナに似ている気がします。
2020年にはDREAM THEATER, EDITORS, ALICIA KEYS, THE 1975などのライブがここで予定されており、ライブハウスでは収まりきらない国外の大物アーティストがスペインでよく利用する会場です。
もちろんスペイン国内のアーティストも、ここでライブが出来たら人気の証。2020年にはIZALやCAROLINA DURANTEなどのライブが予定されています。
この会場はキャパが約17,400もあり、日本武道館より大きいです。vetusta morlaはそんな会場を3日間埋め尽くしてしまうほど人気のバンド。日本で例えるとBUMP OF CHICKENやMr. Childrenなどのレベルに匹敵するかと思います。
また、レアル・マドリードのバスケットボールチームのホーム会場として使用されています。
開演前、ロビーにブラスバンドがいて、vetusta morlaの曲を演奏していました。
彼らが何者なのかは分かりませんが、ライブ終盤ではステージに上がり1曲一緒に演奏していました。
席
巨大な会場なので、様々な席があります。
私が取った席は2階下層です。景色はこんな感じ。
PISTA(ピット=スタンディング)は42,20€、2階上部は36,10€と、席によって値段が少しずつ違います。
21時にスタートですが、スペインらしくいつも通り埋まるのが遅い会場。8時45分過ぎから急速に席が埋まっていくのが見ていて面白かったです。
少し見にくいですが、フロアの中に黄緑のライトと白い縦長の物体がチラホラ確認できます。これはお客さんのスマートフォンの明かりではなく、ビールを売っている人のライトです。フロアに20人程いたと思います。もちろんスタンド席にもいます。
開演前だけでなく、ライブが終わるまでずっといるのです。つまりそれほど需要があるということです。
日本ではこういうビール売りは女性の仕事として認識されていますが、ここでは男性の方が多いです。また、日本人はライブを集中して見る人が多いので、途中でビールを買う人は少ないんだろうなと思いました。
VETUSTA MORLA
最初にこのツアーのダイジェスト映像が流れます。
このMismo Sitio, Distinto Lugarはドイツでレコーディングされたこともあり、ヨーロッパツアーはドイツが多めとなっています。
巨大な会場を生かして映像もたっぷり使います。
いやー、お客さんがまあ歌う歌う。特に1stの曲は大合唱。
Mapasの時にヴォーカルのPuchoがフロアに降りてPAまで縦断。
音源で聞くと彼らの音楽はゆったりとした叙情的な曲も多いのですが、ライブだとロックバンドとしてどの曲もガツンと聞かせてくれます。
合計2時間50分、26曲の豪華セットでした。 これで終わり?!と思う程、3時間弱があっという間でした。
これを3日間連続でできる体力も凄いな。
セットリストはこちら
https://www.setlist.fm/setlist/vetusta-morla/2019/wizink-center-madrid-spain-739bd635.html
最後に
大きい会場のライブは贅沢に照明と映像を使うことができるので、見ていてとても楽しかったです。
年末ということもあり、家族で来ている人が結構いたと思います。2000年代後半からのバンドのため若い人に特に人気ですが、老若男女問わず支持されていると感じました。
そしてVETUSTA MORLAは作品を発表するごとに存在が大きくなっていき、スペインだけでなくヨーロッパ、アメリカまでツアーをできるほどに。そんな世界を回ってきたバンドの逞しさに圧倒されました。
2019年のいい締めになりました。
お読みいただきありがとうございました!
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