【コロナウイルス】2020年4月のスペインでの状況

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世界各地で猛威を振るっている新型コロナウイルスに関して、スペインの4月の状況をまとめました。

日付のリンクをクリックすると、スペイン公衆衛生情報ツイッターのリンク(Salud Pública / @SaludPublicaEs)に飛び、その日までの感染者数が確認できます。スペイン保健省(Ministerio de Sanidad / @sanidadgob)の公式データを使用しています。

※感染者数、感染者増加数などの数字は、その日の何時のデータをするかにより、各メディアで少しずつ数字が違うことがあります。

主にスペイン大使館からのお知らせを基に情報を記載しています。

↓スペインの現時点の状況はこちらから確認できます。↓

CASOS TOTALES→現在までトータルの感染者確認数
Casos últimas 24h→24時間以内に感染した人数=その日の感染者数
Recuperados→回復した人数
Fallecidos→死亡者数

↓1月~3月の状況はこちら↓

目次

4月のスペイン

感染者数: 102,136
集中治療室: 5,872
死亡者: 9,053
回復者: 22,647

感染者数: 110,238
集中治療室: 6,092
死亡者: 10,003
回復者: 26,743

感染者数: 117,710
集中治療室: 6,416
死亡者: 10,935
回復者: 30,513

感染者数: 124,736
集中治療室: 6,532
死亡者: 11,744
回復者: 34,219

・サンチェス首相は記者会見を行い、3月14日に宣言し、4月11日まで延長されていた「警戒事態」を再延長し、4月26日0時まで継続すると発表。


まあそうなるよな、という感想しかないです。

感染者数: 130,759
集中治療室: 6,861
死亡者: 12,418
回復者: 38,080

感染者数: 135,032
集中治療室: 6,931
死亡者: 13,055
回復者: 40,437

感染者数: 140,510
集中治療室: 7,069
死亡者: 13,798
回復者: 43,208

この日からUCI(集中治療室)の数字表記がなくなりましたね。

感染者数: 146,690
死亡者: 14,555
回復者: 48,021

感染者数: 152,446
死亡者: 15,238
回復者: 52,165

  • 「警戒事態」を再延長し、4月26日午前0時まで継続することが下院議会で承認される。
  • 3月29日にスペイン政府が臨時閣議にて採択した、勤務時間の回復可能な有給休暇の取得の義務付けに係る政令法については、当初の予定通り9日まで。

感染者数: 157,022
死亡者: 15,843
回復者: 55,668

感染者数: 161,852
死亡者: 16,353
回復者: 59,109

ちなみにトイレットペーパーの写真はこの日撮影。買い溜める人は流石にいません。

感染者数: 166,019
死亡者: 16,972
回復者: 62,391

感染者数: 169,496
死亡者: 17,489
回復者: 64,727

感染者数: 172,541
死亡者: 18,056
回復者: 67,504

一部の人は仕事に行けるので、駅でマスクが配布されています。

ここで残念なニュース。スペイン前首相のラホイが、

運動のために外出を繰り返していることが発覚。なにしてんねん。

もちろん罰金です。

感染者数: 177,633
死亡者: 18,579
回復者: 70,853

感染者数: 182,816
死亡者: 19,130
回復者: 74,797

感染者数: 188,068
死亡者: 19,478
回復者: 72,963

マドリードで7月上旬に開催予定ののロックフェス、MAD COOL FESTIVALが、ヘッドライナーの1人であるTAYKOR SWIFTのキャンセルを発表しました。

しかしながら、2020年の開催に向けてまだ動いているようです。

いや、絶対無理だろ。諦めろ。

感染者数: 192,920
死亡者: 20,043
回復者: 74,662

・サンチェス首相は記者会見を行い、3月14日にスペイン政府が宣言し,二度の延長を経て4月26日午前0時まで継続予定であった「警戒事態」を更に延長し、5月9日まで継続する旨を発表。


分かってはいるけど、きついなー。

感染者数: 195,944
死亡者: 20,453
回復者: 77,357

感染者数: 200,210
死亡者: 20,852
回復者: 80,587

感染者数: 204,178
死亡者: 21,282
回復者: 82,514

・スペインへの一時入国制限の延長が内務省令が官報に掲載され、4月22日午前0時に発効し、5月15日24時まで効力が継続する。

感染者数: 208,389
死亡者: 21,717
回復者: 85,915

・「警戒事態」の再々延長の下院承認。スペイン政府が宣言し、二度の延長を経て4月26日午前0時まで継続予定であった「警戒事態」を更に延長し、5月9日(同日を含む)まで継続することが下院議会で承認された。

一時的に遺体を置いていたスケートリンクがようやく閉所。

感染者数: 213,024
死亡者: 22,157
回復者: 89,250

また表記に変化がありました。一瞬見ただけだと、トータルの感染者数が減っています。

この日から、PCR検査での陽性確定者数に変更になりました。抗体検査の人数は含めていないみたいです。ややこしい。

感染者数: 202,990
死亡者: 22,524
回復者: 92,355

感染者数: 205,905
死亡者: 22,902
回復者: 95,708

〇4月26日以降の子ども(14歳未満)の移動制限の緩和

  • スペイン政府保健省令が官報に掲載され、明日26日以降、14歳未満の子どもについては、1日1度、最長1時間、住居から1キロ以上離れない範囲で、9時から21時の間という条件の下、散歩を行うことができる旨が、発表された。同散歩については、一度に最大で子どもに対し責任を有する成人1名と3人までの子どもでのグループで行うことが認められる。散歩中は、第三者のとの距離を少なくとも2メートル維持しなければならない。
  • 加えて、25日に官報に掲載された「警戒事態」延長に関する政令により、本日から、これまで成人が実施可能であった食料や医薬品の購入等のための外出に子どもが同行することも可能となった。

スペインでは14歳までが「子供」ということを初めて知りました。

感染者数: 207,634
死亡者: 23,190
回復者: 98,732

この日から子どもの外出が緩和されたのですが…

距離を取らない、大人の付き添いが明らかに1人以上いる光景が散見されることに。ある意味では予想された展開ではありますが、このレベルを守れないのでは先が思いやられます。

#irresponsable (無責任)というハッシュタグがトレンドに浮上してしまいました。

感染者数: 209,465
死亡者: 23,521
回復者: 100,875

感染者数: 210,773(前日比+1308は3月13日以来最低の数字!)
死亡者: 23,822
回復者: 102,548

〇サンチェス首相が記者会見を行い、「新たな日常」(同ウイルスの存在により、一定の制限はあるが、同ウイルス拡大前の状況に近しいもの)へ向けての規制緩和の今後のプランについて発表しました。

1.規制緩和の4方針
「新たな日常」に向けての規制緩和は、(1)段階的、(2)地方(県・島)毎の対応、(3)中央政府による全体調整、(4)状況に応じた進展、の検討の4つの方針を軸に進められます。

2.規制緩和の4段階
規制緩和は4段階(フェーズ0~フェーズ3)に分けられており、その後、「新たな日常」となることが想定されています。各フェーズの緩和概要は以下のとおりです。一般的に居住地及び目的地の双方が「新たな日常」に至るまで証明できる正当な理由なくしては居住県外への移動は不可となります。

◆フェーズ0◆:散歩・個人の運動,飲食店の事前注文による持ち帰り(店内での消費は不可)、個人(プロスポーツ選手を含む)のトレーニング、プロスポーツチームの軽いトレーニング等。
↓↓↓↓↓
◆フェーズ1◆:大規模商業施設を除く商業施設・飲食店(テラス:定員の30%)・ホテル(共通スペースは閉鎖)の営業、農業活動、プロスポーツ活動、宗教施設の活動(定員の1/3)等。
↓↓↓↓↓
◆フェーズ2◆:飲食店(店内を含む(テーブルのみ)・適切な距離の確保:定員の1/3)の営業、学校における補講(正式な再開は9月)、両親が出勤の場合の6歳未満の生徒の通学、狩猟・スポーツフィッシング、映画館・劇場・博物館等の文化・娯楽施設等の営業(定員の1/3)、屋内(50人未満)・屋外(400人未満)の興業、宗教施設の活動(定員の1/2)等。
↓↓↓↓↓
◆フェーズ3◆:より柔軟かつ一般的な移動(屋外及び公共交通機関におけるマスクの使用を推奨)、商業施設では2mの距離を確保しつつ定員の1/2とする、飲食店では定員条件をより緩和等。

(1)日程
●5/4~:カナリア州の3島(La Graciosa, El Hierr, La Gomera)とバレアレス州の1島(Formentera)はフェーズ1,上記4島を除く全土はフェーズ0が適用されます。
●5/11~:フェーズ0の地域で基準をクリアした地域は,フェーズ1へ移行します。
(2)フェーズ間の移行の原則
フェーズ1以降は,各フェーズは最低2週間継続されます。
●フェーズの進展(後退)に際しては,以下の共通の基準に照らして,次フェーズに進むかを県・島毎に保健大臣が決定することとなります。


簡単に言うと、フェーズ0がクリアできなければ、いつまでたってもフェーズ1には進めないということです。

つまりirresponsableな人がいると絶対に先には進めません。

感染者数: 212,917(前日比+2,144)
死亡者: 24,275
回復者: 108,947

26日から緩和された子供の外出に関して、「4つの1」を頭に入れるようにと。どこかの国の首都で聞いたことがある響きです笑。

感染者数: 213,435(前日比+518 3桁に。希望が見えてきた。)
死亡者: 24,543
回復者: 112,050

〇5月2日以降、14歳以上を対象とし、個人でのスポーツや散歩をすることが認められます。同規制緩和に伴う人の密集を避けるため、スペイン政府は(1)14歳以上の者、(2)介護が必要な者及び70歳以上の高齢者、(3)14歳未満の子ども,の3グループに市民を分割し、それぞれに時間帯が割り当てられることとなります。

(1)14歳以上の者のグループについて
・6時~10時,又は20時~23時の時間帯に以下の外出が許可される。
・個人のスポーツの実施(居住する市町村内)
・散歩(住居から1キロ以内、同居する者1名と実施することが可能)
・運動及び散歩は1日1回実施可能

(2)介護が必要な者及び70歳以上の者のグループについて
・10時~12時,又は19時~20時に散歩を行うことが許可される。
・散歩(1日1回,住居から1キロ以内)

(3)14歳未満の子ども
・既に認められている散歩の時間帯が12時~19時の時間帯に制限される。
・その他の散歩の基準は現在適応されているものと同様


時間帯は分けているものの、一気に外出する人が増えると思うので、私はまだ外出は積極的に避けることにします。

最後に

やっと外出制限が緩和され始めますが、逆に怖い気がします。

時間帯を分けるとはいえ、自分の都合の良い方向に考えるスペイン人が一気に外出したら、また3月に戻る可能性があります。

まだまだ引きこもり生活を続けるのが安全です。

健康で日本に帰ってやる。

お読みいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

2019~2020年、スペインにワーキングホリデービザを使って滞在していましたが色々あって早めに帰国。
スペインの音楽や文化などを日本語で情報発信しようと思います。

おいしいラーメンを食べたい。

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