コロナウイルス大流行でもフェスは開催できる!#YoMeQuedoEnCasa FESTIVAL

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#yomequedoencasaとは:意味は「私は家にいる」。コロナウイルスが流行し、スペインで外出制限が始まってからよく見るようになったハッシュタグです。

まずは最初にコロナウイルスについて少し触れます。

コロナウイルス、スペインでもかなりヤバいです。

3月13日(金)18時で、感染者数は4,231人となりました。

↑のツイートを見てわかるように、圧倒的に感染者数が多いマドリード州。

学校閉鎖不急不要の渡航禁止地域指定など、首都の日常はどんどん変わっていきました。

日本ほどではありませんが、スーパーマーケットでの買い占めやトイレットペーパー品切れも散見されます。

そして遂にスーパーマーケットや薬局以外のお店の一時閉鎖まで発表されました。レストランやバルは14日以降、規制が解かれるまで開きません。

13日にはサンチェス首相が会見を行い,明日(14日)の臨時閣議でESTADO DE ALARMA = 「警戒事態」 を宣言する政令を出すと発表。

もちろん、スペイン国内のコンサートやフェスは軒並み中止・延期に追い込まれました。

音楽関連への影響はライブだけではなく、RECORD STORE DAYの延期や、新譜の発売を遅らせるアーティストもいるなど、この春の音楽産業は壊滅的です。

しかし、家に引きこもるしかないこんな時期に素晴らしいフェスが誕生しました。

それが、YoMeQuedoEnCasa FESTIVALです。

目次

YoMeQuedoEnCasa FESTIVAL

https://www.instagram.com/yomequedoencasafestival/

期間:3月13、14、15日

会場:家

主なアーティスト:Georginaなどスペインのミュージシャン多数

どんなフェス?

読み方は、(もしくはジョ)メケドエンカサフェスティバル

YoMeQuedoEnCasa はスペイン語で普通に書くと、”Yo me quedo en casa“となります。

意味は、冒頭でも触れた通り、「私は家にいる」。

Yo me quedo = I stay

en = in/at

casa = house/home

お家でひきこもりフェスティバル」って感じですかね。

家で開催される音楽フェスです。

主催はスペインのワーナーミュージック

Georginaが前日の12日にインスタグラムを使い自宅からアコースティックライブを配信しました。

それを見たFranchejo Blázquezという人がそのアイデアを生かして、このフェスを立ち上げたみたいです。

↑のツイートから↓のアイデアが1日で実現したということです。仕事早すぎませんか。

会場は、各参加アーティストの家。アーティストのインスタグラムアカウントで配信されます。

1つの会場に人が集まらなければ、ネット配信でフェスを開催できるのです。

タイムテーブル

タイムテーブルはこちら。各アーティストの持ち時間は30分です。

13日(金)

14日(土)

15日(日)

ライブを見るには

簡単です。時間が来たら、そのアーティストのインスタアカウントを見てみましょう。

プロフィール写真を見るとライブ配信されているのが分かります。

このようにライブ配信が始まっています。

アコースティックギターやキーボードを使いながら自分のスマートフォン、パソコンに向かって歌います。

Georgina本人が結構コメントする。

The PoliceやColdplayのカバー曲を演奏したり、途中でスマートフォンが落下したり、質問コーナーを設けたりと、それぞれ自由に配信していました。

ある意味で最強のフェス

フェスって楽しいものですが、デメリットもたくさんあります。

  • 出かけるから疲れる
  • 持ち物が邪魔だし手ぶらも心配
  • 同じ時間帯に見たいアーティストが被って片方を諦めることがある
  • ステージ間の移動が面倒くさい
  • タイムテーブル、トイレや食事など、時間が常に気になる
  • 会場からの帰りがしんどい

しかしこのフェスは、これらの問題点を全て解決しています。

このフェスの素晴らしいところは、

  • 普段生活をする場所で音楽を楽しめる
  • スマートフォンさえあればいい
  • アーティストの被りがない
  • 移動は10秒で終わる
  • トイレや食事に自由に行ける
  • 既に帰っている

これはある意味最強のフェスなのでは。

考えれば考えるほどいいことばかりです!

充電にさえ気を付ければ、家がフェスの会場になります。

最後に

何かが出来なくなったら、その時は他にやれることがあるものです。

このフェスを見て、改めて私も今できることをやろうと思いました。

コロナウイルスの影響で、楽しみにしていた3月・4月のライブが中止になったり、仕事が白紙になったりと、そこそこ沈んでいたので…

このフェスも一時的なものですし、関係者への直接的な利益はほぼ無いと思います。

文化・エンターテインメント関連に携わる人にとっては厳しい時ですが、早く日常を戻せるように、それぞれが日々できることをするしかないです。

お読みいただきありがとうございました!

#YoMeQuedoEnCasa

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この記事を書いた人

2019~2020年、スペインにワーキングホリデービザを使って滞在していましたが色々あって早めに帰国。
スペインの音楽(ロック・インディ・オルタナ)が好きなので、日本語で情報発信しようと思います。

おいしいラーメンを食べたい。

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