友人と一緒にシグエンサという街へ行きました!
長くなりそうなので、2回に分けてその模様をお伝えします。
日帰りで、バル→バル→本屋→大聖堂→レストラン→パラドールと6ヶ所を巡りました。
「シグエンサに行って、食べ歩きして観光しよう!」としか聞いておらず、どこに行くのか、何を食べるのか、誰が来るのか全然分からないまま行きましたが、楽しい旅となりました!
最初のこの記事ではシグエンサの行き方、訪れたバル2店と食べたものを紹介します。
Sigüenza / シグエンサってどこ?
首都のマドリードから見ると北東に位置しています。マドリードとサラゴサの間です。
このカスティーリャ・ラ・マンチャ州にあるシグエンサって街、かなり寒いです。
マドリードの平均標高が667メートルに対して、←これも結構高いんだけど
シグエンサは1057メートルだそうです。
訪れたのは2月下旬。冬に1000メートル越えの場所に行くという数字だけで既に寒いです。
ちなみにバルセロナは12メートル、東京は40メートルだそうです。
マドリードからの行き方は?
マドリードから電車と車で行くことができます。
電車
スペイン版新幹線のRenfeに乗って1時間30分~2時間。料金は片道12~14ユーロ程度と、割と手軽に行ける場所となっています。
https://www.renfe.com/index.html
車
マドリードから高速道路を使うと、こちらも約1時間30分~2時間で到着します。
今回は友人の車に乗せてもらい、シグエンサへ行きました。
スペインで初めて高速道路を通ったのですが、マドリード↔シグエンサ間は通行料金はかからず、無料でした。
スペインでは高速道路により有料と無料があるそうです。
マドリードからシグエンサへ
この年の2月下旬は晴れが数日続き結構暖かく、冬が終わり早くも春が来るか?という勢いでした。
しかしこの日は雨模様。最高気温が10度を超えず、冬に逆戻りしたような寒さに。さらにシグエンサはもっと寒くなるので、しっかり着込んで完全防備で向かうことにしました。
11時過ぎに出発し、12時半過ぎにシグエンサに到着。
特に駐車場というものはなく、街中の道路脇に適当に車を停めます。
街中にちょっと面白いものがあったので紹介します。
建物の扉ですがよく見ると
コンコンとドアをノックをするハンドル(manija)が手になっていました。
Bar Alameda
最初のバルがこちらです。
今回は5人乗りの車に5人でシグエンサへ向かったのですが、ここでさらに3人と合流しました。こんなに人数が増えるとは思っていませんでした。
ここはバルとしての見た目が最高ですね。このズラリと並べられた料理は見ているだけで美味しい。
飲み物はVermut(ベルモット。スペイン語的発音はベルムン)が美味しいらしく、8人中5人が注文。アルコール度数が高いので、私は無理です。
というわけで安定のCaña。小さいサイズのビールを飲みます。
ビールはAMSTEL。オランダのビールで、ハイネケン社のスペイン支店が取り扱っているみたいです。ハイネケンよりライトな味わいで飲みやすい気がします。
無料で付くおつまみは、サラミが乗ったパンでした。
さらにもう一品、美味しいらしいということでアンチョビトーストを皆で注文。トマトソースが塗られています。アンチョビってうまいよなあ。
ケースの中にはこんなものもありました。
モンブラン
ではなく、zarajo(サラホ)という、羊の腸だそうです。ホルモン。
これからまだまだハシゴするのでここでは食べませんでしたが、どんな味するんだろう。
クエンカで有名な料理で、マドリードでも食べられているそうです。砂肝は大好きですがホルモン全般は特に好きではないので、試してみたいけど一人で食べる勇気はない…
BOTE
会計の時、皆ごそごそと財布から現金を取り出し、一人にお金を渡しています。しかも渡す金額みんなバラバラ。
何やってるの?と思いましたが、
これ、BOTE(ボテ)というものらしいです。
スペインではこのように大人数でバルをハシゴしたりする時に、会計係を一人決めて、その人にお金を預けます。行く先々でその人が支払い、誰が何を食べたなどは計算しません。渡す金額も人それぞれです。
確かに、いちいち割り勘してたら面倒だし、お店側も困る。
とりあえず現金持ってきたのは良かったのですが、全キャッシュを渡しても他の人より少なかったので、ちょっと申し訳ない気持ちになりました。
しかしこういう時は、今度何かの時に多めに払えばいいのです。
RATÓN BAR
2件目のバルがこちらです。
ここで超美味しいドリンクに出会います。それがこれ。
Fino Seguntino
この飲み物は、Fino Seguntino(フィノ・セグンティノ)です。
- お酒は飲めるけど苦手な人
- 甘いお酒が好きな人
- レモンビール、ラドラー、シャンディが好きな人
- つまり私のような人
にはとてもおすすめな、シグエンサで有名なビアカクテルです。
ベルモットとビールを少量ずつ、それをソーダで割っています。
甘さが前面に出るのでとても飲みやすく、後からアルコール感が少し出てくる感じ?
重い甘さではなく、爽やかだけどしっかり甘いので、お酒を飲んでいる感じはそんなにしません。
アルコール度数も低いそうです。
カルーアミルクのように、甘くてつい飲みすぎてしまうと危険、といったものではないのも個人的にポイント高し。
これは本当に美味しいです!
おつまみはエビが無料で付いてきました!
そしてフィノ・セグンティノと共に注文したのは、入り口のドアに貼られていた本日のメニュー。
Tosta de oreja con miel=耳とハチミツのトースト
耳は、豚の耳です。
下に敷かれているのはアリオリソース。にんにくが入ったマヨネーズのようなものです。
豚の耳はコリコリで、揚げてる?からか見た目より脂っこく、アリオリソースでさらに濃厚に。
ハチミツが後から効いてきます。組み合わせは意外と良い。
追加注文はこれ。
いくつか既につままれていますが、これはTorrezno(トレスノ)です。
豚の皮を揚げたものです。美味しいですがやはり脂感は強いですね。
塊はこんな感じ↓
さっきからパン、肉、魚介ばかりで野菜を全然食べていない、不健康なハシゴです。
最後に
これからメインのレストランに行くので、バルで食べるのは前菜のようなものです。
注文はほぼ他人に任せており、(結構みんな脂っこいもの注文するな…)とは思いましたが、食べたことのないものばかりなのでよい経験となりました。
そしてFino Seguntinoはマジで美味かったです。
これを飲むだけでもシグエンサに行く価値があると思います。
下戸なので、アルコール飲料はビールかラドラーくらいしか好んで飲めないのですが、そんな私でも美味しくいただけました。
お読みいただきありがとうございました!
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次の記事では本屋、カテドラル、レストラン、パラドールを紹介します。長くなりそうなら3回に分けます。
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