【マドリードダービー】レアル・マドリード対アトレティコ・マドリードを見に行きました!

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REAL MADRID vs ATLÉTICO DE MADRID

日時:2020年2月1日(土)
会場:Estadio Santiago Bernabéu
キックオフ:16:00
チケット価格:一般→95€~290€ VIP→550€~900€

マドリードダービーをサンティアゴ・ベルナベウへ見に行きました!

この日は日本から友人が来ており、マドリード滞在期間にレアル・マドリードの試合を見たいということで、一緒に行くことに!

LaLiga第22節、その日の対戦相手はアトレティコ・マドリード。同じマドリードに本拠地を持つライバルチーム同士のダービーマッチです。

※以下、レアル・マドリードを「マドリー」アトレティコ・マドリードを「アトレティコ」と略すことがあります。

目次

試合前のサンティアゴ・ベルナベウ周辺

天気は晴れ。2月ですが気温は15度くらいまで上がり、コートが要らないほどの暖かさです。

キックオフは16:00。それまでは周辺を散策します。

スタジアムの周りには露店がたくさん出ています。Tシャツやマフラータオル、スナックなどが売られています。2時間以上前なのでまだ人はそんなに居ません。

警察は大勢います。スタジアム周辺の道路は歩行者天国となっています。

お馬さんもいます。

なにやら人だかりができているので行ってみました。どうやら選手を乗せたバスが通るようです。

お馬さんとポリスが守ります。

バスの窓からは選手は一切見えません。一瞬で通り過ぎました。

道路には馬の大きな落し物があり、結構な悪臭でした。

散策再開。

こちらはスタジアム付近にある、レアル・マドリードのオフィシャルストアです。

今期はCOP25がマドリードで開催されたこともあり、3rdユニフォームが緑色となりました。

このお店はadidasショップでもあるので、adidas originalsの商品も売っています。

スタジアムに入場

友人と合流し、いざスタジアムの中へ。

まずチケットを確認。紙のチケットではなく、全て電子チケットです。

今回私たちの席はFONDO NORTEのテルセール・アンフィテアトロ。ゴール裏の3階席です。スペインでは日本の1階のことを0階として扱うので、この3階は日本感覚だと4階部分に相当します。

この席はゲートからではなく、4つあるタワーの一つ、Torre Dから入場します。

まず最初にチケット確認があります。黄色のベストを着たスタッフにチケットを提示します。写真は既に通った後。

次に持ち物検査があります(写真なし)。ここで飲み物を持っている場合はキャップを外されます。500mlまでなら持ち込みOK。アルコールは持ち込み禁止、販売もしていません。

最後にチケットをスキャンし、入場完了です。

先にトイレを済まし、飲み物を買って席に向かいます。

チケットを買った区画が525。入り口は523。ややこしくて最初間違えた。

チケットには区画番号がありますが、席を探すときにはまず、チケット右上に表示されたVomitory=”Vomitorio”のナンバーを見て席を探します。

景色はこんな感じ!ピッチから遠いといえば遠いものの、高さがある分逆サイドまでしっかり見えます。

ここからは試合の情報です。

先発メンバー

Real Madrid

GK: クルトワ

DF: カルバハル、ラモス、ヴァラン、メンディ

MF: クロース、モドリッチ、カセミロ、バルベルデ、イスコ

FW: ベンゼマ

システム:4-5-1

監督:ジダン

怪我から回復間近のアザールは結局間に合わず。移籍の噂があったベイルは残留したものの、この日はベンチ外。他にはナチョ、ハメス、ロドリゴなどが外れる。

Atlético de Madrid

GK: オブラク

DF: ロディ、サヴィッチ、フェリペ、ヴルサリコ

MF: トーマス、コレア、サウール、ジョレンテ

FW: モラタ、ビトーロ

システム:4-4-2

監督:シメオネ

1月31日に獲得したばかりのカラスコは早速ベンチに登録される。トリッピアー、コケ、ジョアン・フェリックス、ジエゴ・コスタなど主力に怪我多数で、ベストメンバーを組めず苦しい。

両チームの状況

将来この日のことを思い出しやすくするために、当時のチーム状況を書いておきます。

レアル・マドリード

2月1日時点で単独首位。2位バルセロナに3ポイント差。

シーズン開幕前はボロボロで、シーズン開幕後も格下相手に勝ち点を取りこぼす不安定な戦いぶり。しかし徐々に調子を上げ、ディフェンスに安定感が出てきた。GKのクルトワも開幕後は酷評の嵐だったが、安定したセービングを取り戻し、前半戦19試合で失点はわずか「12」という記録。批判をプレーで封じ込めることに成功。

ウルグアイ代表バルベルデが台頭し、守備力とインテンシティが向上。2018年バロンドール受賞のモドリッチからスタメンを奪うほどに。負けじとそのモドリッチも昨シーズンを上回るパフォーマンスで結果を残し、クロース、カセミロも好調と、世界屈指の中盤は健在。最近はイスコを加えたウイング抜きのシステムを使うこともあり、この日もその4-5-1を採用。

FWはベンゼマが絶好調という良い側面がある一方、極度のベンゼマ依存状態。夏に獲得したヨビッチがなかなか結果を出せず、マリアーノはほぼ戦力外扱い。

アトレティコ・マドリード

マドリー&バルサと共に優勝を争う強豪の地位をしっかり確立した近年のアトレティコ。しかしこの年は2月1日時点で5位と、ここ数年では低めの順位に甘んじている。もしこの試合に負ければ首位マドリーとの勝ち点差が13に開き、優勝は絶望的な展開に。

スペイン国王杯でも、2部B(実質3部)のクルトゥラル・レオネサに2-1で敗退。

ここまでリーグ戦22試合で22ゴールと深刻な得点力不足。

シメオネが監督となってから9年目で最大の危機。しかしサポーターの大半は功労者のシメオネを支持。

冬の移籍で元アトレティコのカラスコを獲得。パリ・サンジェルマンからカバーニ獲得に向けて話が進展していたが、結局実現せず。

今シーズンの対戦

プレシーズンマッチではアトレティコが7-3というスコアで大勝利。

2019-2020シーズンはこれまで2度戦い、今回が3戦目。

アトレティコのホーム、ワンダ・メトロポリターノで行われたリーグ戦は0-0の引き分け。

サウジアラビアで行われたスーペルコパではマドリーがアトレティコに勝利し優勝。

そして驚きのデータが。マドリーはホームのベルナベウで行われるリーグ戦で、なんとアトレティコ相手に直近6戦未勝利、3分3敗とのこと。

確かにチャンピオンズリーグの決勝で2回対戦した時は、延長戦決着・PK戦決着のギリギリでマドリーが2度勝利をもぎ取りましたが、近年リーグ戦ではアトレティコがかなり勝っている印象があります。

試合開始前

1月26日に亡くなった、Kobe Bryantへ黙祷が捧げられました。

キックオフ

一面レアル・マドリードのサポーターですが、アウェイのアトレティコサポーターはどこにいるかというと…

ここ。写真左上の1区画。この巨大スタジアムでたったこれだけです。

日本のJリーグとは異なり、アウェイは一般席は発売されず、僅かな枚数だけが相手の会員メンバーのみに割り当てられます。

試合の様子を簡単にまとめます。

  • マドリーの中盤5人システム、この日はあまり機能しておらず。ボールを保持しパスは回っているものの、なかなかペナルティエリアでチャンスが作れていない。
  • 逆にアトレティコはビトーロやコレアのスピードを活かしたカウンターで決定機を作る。
  • カルバハルが倒れて怪我かと思ったが復活。
  • 前半0-0
  • 後半開始前、ジダンが2枚替えを遂行。クロース、イスコを外してルーカス・バスケスとヴィニシウスを投入。いつもの4-3-3システムに変更する。
  • クロースのパフォーマンスは特に悪くなかったように見えた。
  • イスコは超絶技巧で一度観衆を沸かせたが、それだけ。全然効果的に動けているように見えない。
  • モラタがボールを持つとスタジアム中がブーイング。元マドリー所属ということで手厳しい洗礼を受ける。交代で退く時にはこの日最大のブーイング。
  • 同じく元マドリーのジョレンテには特に何も無し。
  • ジダン采配がズバリ的中。サイドで優位を作れるようになり、ヴィニシウス→メンディ→ベンゼマでゴール。
  • 前日に獲得を発表したアトレティコのカラスコが途中出場。
  • 2020年に入ってから調子が上向きなヴィニシウスがこの日も高パフォーマンス。
  • ジダンもシメオネもラインから出るしピッチにまで足を踏み入れる。
  • 解任が囁かれるシメオネ、愛称はチョロ。マドリーサポーターから“Cholo no te vayas, Cholo quédate”「チョロ、行かないでくれ、残ってくれ!」という皮肉が飛ぶ。

という感じで、1-0でレアル・マドリードの勝利となりました!

↑チョロケダテが聞こえますね…

試合の詳しい模様はオフィシャルのこのページが詳しく書いてくれています。

https://www.realmadrid.com/ja/news/2020/02/01/1-0-the-laliga-leaders-come-out-on-top-in-the-derby

ハイライトはこちらをどうぞ。

マドリーは首位キープ、逆にアトレティコは6位まで順位を落とすことに。

最後に

空席がポツポツあるのが分かります。

10年振りに訪れたサンティアゴ・ベルナベウ。やっぱりスペインで見るサッカーは雰囲気が最高に良い!

個人的なことですが、私は日本でもサッカーを何度か観戦した際に、肩を持つチームが勝ったこと無いんです。

10年前もチャンピオンズリーグのマドリー対リヨン戦を観戦。1-1の引き分けで、1stレグで負けていたマドリーは敗退。

しかも一番好きな選手、シャビ・アロンソが累積警告でその試合に出れなかったという、苦い経験を味わいました(代わりに出ていたグティが素晴らしかったので、それはそれで良かった)。お陰で今でもイグアインが嫌いです。

この日も好きなアセンシオ(怪我)とナチョ(メンバー外)が居なかったのは残念ですが、個人的なジンクスは破られました。

ラフプレーが多いマドリーのキャプテンは好きじゃないけど、 今日の一番の収穫は、勝って良かったと思うくらいマドリーのことは結構好きなんだなと気が付いたことです。

↓試合のチケットを取った記事はコチラ↓

https://vientodesala.com/realmadridatleticoticket2020

お読みいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

2019~2020年、スペインにワーキングホリデービザを使って滞在していましたが色々あって早めに帰国。
スペインの音楽や文化などを日本語で情報発信しようと思います。

おいしいラーメンを食べたい。

コメント

コメント一覧 (2件)

    • >Aceさん

      ブログをお読みいただきありがとうございます。

      地下1階と2階、合計3フロアあります。マドリード中心街にあるショップよりも大きいです!試合がある日はとても混雑しています。

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