サッカーが好き、なんならスペインが好きな人は絶対読むべき1冊がこちら。

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欧州サッカー、特にスペインのLa Ligaが好きな人は絶対に読んでおくべき。

そんな本が出ました。

エルゴラッソから出版された「2強時代の終焉! ? 戦国 ラ・リーガ 開幕ガイド 2021-22」です。

今シーズン2021-2022のLa Ligaを観戦する人にとっては、手元に置いておくと必ず役に立つ本となることでしょう。

これを読むか読まないかで、サッカーの、La Ligaの見方が変わるかもしれません。

目次

どんな本?

2強時代の終焉! ? 戦国 ラ・リーガ 開幕ガイド 2021-22 (エルゴラッソ)

これは選手名鑑と言うよりは、La Ligaを深く知るための本と言えます。

選手名鑑は各出版社が毎年発売していますので、完全な名鑑が欲しい方はそちらを購入した方が良いです。

一方この本は、2021-22シーズン向けではありますが、La Ligaを見る上で頭に入れておきたい知識が満載で、他の本とは一線を画します。

つまり、今シーズンが終わった後でも楽しめる本となっているのです。

木村浩嗣 倉敷保雄 小澤一郎 森田泰史

スペインのサッカーに詳しいこの4名が関わっており、又聞きの生半可な情報ではなく、スペインからのリアルで正確な情報が詰まっています。

具体的な内容

ネタバレにならない程度に本の内容を紹介します。

先ほども記載した通り、単純な選手名鑑としては、他の本に劣ることは間違いありません。

各クラブ、所属選手や今シーズンの予想フォーメーションは記載されています。

しかし、移籍期限(8月31日)の前に発売されたので、所属選手がまだ完全に定まっていないのです。

一応「移籍の可能性が高い」選手には言及しており、例えば久保建英選手は、まだマジョルカへの再レンタルが決まっていません。

グリーズマンはまだバルセロナ、サウールもまだアトレティコの選手となっています。

そこはある意味弱点ではありますが、それよりも、他の本では得られない内容の深さがこの本の魅力です。

例えば、サッカーが好きな方は「ソシオ」という言葉を聞いたことがあると思います。

この「ソシオ」って一体何なのか、答えることはできますか?

この本にはそれが分かりやすく書かれています。

その他にも、なぜスペインでは外国資本によるクラブ買収が大きな成功を収められないのか?

スペインのメディアの特徴は?

など、木村さん、小澤さんにしか書けない内容の記事とコラムが満載です。

この2人はもちろんスペイン語も堪能で、木村さんは現在スペイン在住、小澤さんはバレンシアに在住経験があります。

現地の正確な情報を翻訳することも、スペイン人の気質や地域性なども考慮した分析、論評ができるため、単なるサッカー雑誌の記者には書けない文がここにはあります。

倉敷さんも長年La Ligaに実況として携わり、各クラブの特徴やスタジアムの雰囲気なども完全に把握しています。

そんな倉敷さんは食に関するコラムを執筆。これを読むとスペインに行きたくなりますよ。

また、小澤さんのYouTubeチャンネルでは木村さん、倉敷さんとの対談を見ることができます。

↓こちらからご覧ください。↓

この前後半に分けられた2本の動画は、ある意味本よりも内容が濃いです。

スペインやフットボールだけではなく、現代の報道やマスコミの問題点についても触れており、多くの人が見るべき動画だと思います。

この動画を見ると、なぜこの本ができたのか、この本で何を伝えたかったのかがより明確に感じられるでしょう。

↓本の購入はこちらからどうぞ。↓

レアル・マドリーとバルセロナのキャプテンであるセルヒオ・ラモスとメッシが同時にクラブを去った2021年。

現在はプレミアリーグ全盛で、タレントの質もスーパースターの数も負けていると見られています。

マドリーとバルサがヨーロッパの中心にいた過去10~20年から時代が変わり、スペインサッカーの魅力が落ちてきたのでは?という声も聞かれます。

しかし、スペインには各クラブに合った「戦術」があります。

時には選手の「個」を凌駕し、戦術が圧倒する試合も珍しくありません。

スーパースターの数が減ったことでむしろ戦術がクローズアップされている気がします。

戦術、システム、タレント、個の力、選手層の厚さ、移籍、監督、クラブの経済力、経営、地域性、サポーター…

実際のフットボールに至るまで、本当に多くの要素が絡んでいることに改めて気づかされます。

ただ、だからといってリーガがプレミアリーグより戦術的に上というわけではないんですけどね。

でも現在は戦術で対抗できないと、プレミアリーグのタレントの量と強度の高さにはかなわないことでしょう。

La Ligaは日本でどうやって見るの?

日本でLa Ligaを見る方法は2つあります。

WOWOWDAZNです。

La Ligaを見るならどちらがおすすめ?と聞かれたら、8割の方にはDAZNがおすすめです。

DAZN(ダゾーン)

DAZN

月額税込み1,925円で、最初の1ヶ月は無料です。

DAZNは私も加入しています。大きな理由は3つ。

①DAZNはなんとLa Ligaを全試合放送

下位同士の試合もチェックしたい、マドリーやバルサなど強豪以外のチームのファンの方はDAZN一択です。

②解説陣が良い!

ここでも紹介した小澤さんの他に、戸田和幸さんなど、信頼できる解説者が揃っています。

③料金が安い!

2,000円を切るのは魅力ですね。

また、La Ligaの他にもプレミアリーグやJ1, J2, J3も全試合放送

セリアAやアジア、ヨーロッパのワールドカップ予選も放送。特に日本代表のアウェイ戦はDAZN独占放送。

フットボール好きには充実度が大変高いです。

DAZNのお申し込みはコチラ。

DAZN

WOWOW(ワウワウ)

月額税込み2,530円で、最初の1ヶ月は無料です。

強豪チームを中心として、毎節最大5試合放送。全試合放送はしておりません。

なんだ。WOWOW全然ダメじゃん。

と思わせておいて、DAZNより上回るポイントが2つあります。

①WOWOWでは「セグンダ」La Liga2部を放送!

2021-22シーズンは柴崎岳が所属するレガネス、岡崎慎司が所属するカルタヘナの試合を見ることができます。

日本人選手(久保、柴崎、岡崎)の活躍を見たい方におすすめです。

チャンピオンズリーグを放送!

これがデカいんですよね。CLを見たい人はWOWOWを契約するしかありません。

ただし、DAZNの上質な解説者に慣れた方にとっては、WOWOWの解説者には物足りなさを感じるかもしれません。

最後に

La Ligaの試合を見ると分かるのですが、スタジアムによって全然雰囲気が違います。

この本で触れている通り、クラブの規模や経済力だけでなく、地域性も大いに関係しているのです。

地域ごとに特色が全然違うスペインでは、それがクラブにも結構如実に表れます。

そこも踏まえて試合を見ると、断然面白さが違います。

La Ligaが好きな人はもちろん読むべきなのですが、スペインが好きな人にとっても、新たな発見があり面白く読める本だと私は思います。

お読みいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

2019~2020年、スペインにワーキングホリデービザを使って滞在していましたが色々あって早めに帰国。
スペインの音楽や文化などを日本語で情報発信しようと思います。

おいしいラーメンを食べたい。

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