FUKUSHIMA、福島【TRIÁNGULO DE AMOR BIZARRO】

スペイン音楽

“FUKUSHIMA”という単語がこんなに有名になるなんて、誰が想像したでしょうか。

2011年3月11日、東北地方大平洋沖地震の発生から10年が経ちました。

今回はそれにまつわる一曲を紹介します。

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曲名”FUKUSHIMA”

2020年にスペインのTRIÁNGULO DE AMOR BIZARROというバンドがセルフタイトルのアルバムを発表しました。

その5曲目に収録されているのが今回紹介する曲、”FUKUSHIMA“です。

この曲はアルバム発売前に先行公開されており、アルバムリードトラックの1つでもあります。

TRIÁNGULO DE AMOR BIZARROはどんなバンド?

TRIÁNGULO DE AMOR BIZARROは4人組バンド。

ガリシア地方のア・コルーニャで結成。

メンバーは3人や5人だったり、入れ替わったりした時代もありましたが、現在はこの4人に落ち着いています。

Isabel Cea ヴォーカル/ベース
Rodrigo Caamaño ヴォーカル/ギター
Rafael Mallo ドラム
Zippo キーボード/ギター

勘のいい方は、このバンド名を見ておや?と思ったかもしれません。

TRIÁNGULO DE AMOR BIZARROを英語にすると

BIZARRE LOVE TRIANGLEになります。

イギリスはマンチェスターのバンド、NEW ORDERの有名な曲です。

TRIÁNGULO DE AMOR BIZARROは基本的にはギターバンド。

オルタナティブロックやシューゲイザー、パンクなどの要素を吸収し、独自の音楽に仕上げています。

中にはNEW ORDERのような雰囲気のニューウェイブ風な曲もあります。

所属レーベルは日本でも知っている人が多いMUSHROOM PILLOWです。

Mushroom Pillow Music
MPM® IS A GLOBAL MUSIC PLATFORM PUSHING THE BOUNDARIES OF SOUND WHILE EXPANDING THE LIMITS OF POP MUSIC. CONTRIBUTING TO CONTEMPORARY CULTURE BY CONCEIVING QUAL...

余談ですが、以前MUSHROOM PILLOWのオンラインストアでTRIÁNGULO DE AMOR BIZARROの作品を含む買い物をしたら、超デカいポスターをおまけで付けてくれました。

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FUKUSHIMAはどんな曲?

これは一体どういう曲なのでしょうか。

TRIÁNGULO DE AMOR BIZARROのSNSではこの曲について解説しており、今回はTwitterを参考にします。

FUKUSHIMAはアルバムの5曲目です。

Accidente nuclear de Fukushima I(福島第一原子力発電所事故)

この曲を端的に表現すると孤独

元々2013年頃に、HawkwindとPink Floydに影響を受けたスペースロック・サイケデリック・ハードロックのアルバム制作というアイデアがバンドにありました。

そのアルバムの歌詞を20枚ほどの紙にまとめていましたが、そこには何か普通ではない憂鬱とした感情があり、FUKUSHIMAのアイデアはそこから生まれています。

歌詞でキモとなっているのは、この曲の主語=一人称がFUKUSHIMAそのものだということです。

立ち入り禁止区域=福島が抱える孤独感を表しています。

音楽的側面

このバンドにはヴォーカルが男女1人ずつ(ベースのIsabelとギターのRodrigo)いるのですが、2人同時に歌うことは滅多になく、完全にパートを分けています。

男女ヴォーカルのハーモニーは音楽的に1種の武器になるのですが、彼らはそれを使わないのが逆に特徴的です。

TRIÁNGULO DE AMOR BIZARROはギターバンド。と先程書きましたが、この曲ではギターを使っていません。

作曲の際はアコースティックギターを使い、3/4拍子のフォークソングのような曲でした。

曲の後半からはドラムが入り、音が加速していく感覚を受けます。

最後にドラムが消えるとまたスピードがゆっくりに感じ、時の流れを作っているかのようです。

ライブで演奏するのが難しい曲でらしいですが、ギターバンドがギターレスの曲をセットリストに組み込むと一気に空気が変わるので、ライブのハイライトとしても大きな1曲となるでしょう。

個人的な感想

スペインのインディバンドがFUKUSHIMAと題した曲を出すって、凄いことだと思います。

普通は日本のことに言及する時は、TOKYO, OSAKA, KYOTOなどが日本の典型的なイメージだったはずです。

図らずも有名になってしまったFUKUSHIMA。

福島=グレード7の大事故。

やはり外国から見るとここが大きな印象となります。

FUKUSHIMAから連想される孤独感も、おそらく我々日本人がチェルノブイリという言葉から連想するものと似た感覚ではないかと思います。

チェルノブイリという都市は原発事故がなかったら、日本人で知っている人はほぼいなかったことでしょう。

少なくとも外国から見るFUKUSHIMAにはそういうイメージを連想させると考えたほうがいいかもしれません。

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最後に

10年の節目ということでこの曲を紹介しましたが、節目はただの節目でしかありません。

3月11日前後ではあの日のことを振り返る人は多いですが、少し日が過ぎると人間は簡単に忘れてしまいます。

太陽光発電・風力発電のコストがどんどん下がる一方、原子力発電のコストは上がり続ける。

コストが高くて危険性のあるエネルギー、原子力発電を地震の多い日本で続ける理由とは、一体何なのだろうと改めて思います。

この事故を繰り返さないように、どうすればより良い未来になるか。ということを日常から意識しなければと思います。

お読みいただきありがとうございました!

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